コーヒー1杯分の幸せを作ろう

3児の育休ママが、コーヒー1杯分の時間やお金を作るために役に立ったものたちを、挫折や試行錯誤の経験を交えながら紹介します。

2021-01-01から1年間の記事一覧

男のプライド、悲しい氷山

男というものは、自尊心で作られたの氷山のようなものである。 昨晩、長女が戸棚にしまってあった私の長財布からお札を抜き出し、紛失させるという事件が起きた。すぐに見つかるだろうと思って家庭内を捜索したのだが、案外見つからない。さすがの私も焦って…

孤独とカレーライス

春の暮れだというのに、裏切るように寒い雨が覆う一日。残り物のカレーライスを遅い昼飯として摂っていると、ふと将来訪れるだろう、孤独が体に染み渡った。 今でこそ「1人の時間が欲しい」とシッターさんにお金を払うように、孤独が贅沢品と化しているのだ…

ドブの匂いで恐縮です

耽美でやわらかな雨が降り注ぐ春の朝。茨城の笠間美術館で夫と交わした会話を思い出した。確か、ゴッホの生涯についてだったと思う。ゴッホは生前に絵が1枚しか売れなかったにも関わらず、絵を描くことをやめなかった。 夫は「絵を描いたり、文を書いたりす…

近くの言葉は退けられ、遠くの言葉は届けられる

吉本隆明は、言葉の遠隔対称性について「近くの言葉は退けられ、遠くの言葉は届けられる」と語る。 https://amzn.to/3seF6hR これは思い当たる節が多い方もいるのではないだろうか。夫から「もっと子供を大事にしたらどうだ。仕事なんて後からでもできるだろ…

個性という幻想

西洋風の「生まれた時から変わらない私という軸があって、その延長線上に現在の自分がいる」という考え方が取られがちだが、これは日本人にはそぐわない。英語やフランス語など外国語では、絶対にI・Youなど主語を発音するが、日本語では「私は」と言わなく…

余所行きの文章

文豪が書いた私用の日記が、とにかく面白い。作品や公表している日記が余所行きに綺麗にラッピングされた商品だとすれば、私用の日記は商品を出すために作られた試供品、ただし出来たてでとてもおいしいものだ。そこには生活があり、葛藤がある。食べたもの…

本【文人悪食】

「文人悪食」という嵐山光三郎さんの本がとても面白かったです。 https://amzn.to/2PTFXr5夏目漱石や芥川龍之介など、文豪たちのちょっと変わった食の習慣を紹介しています。森鴎外がまんじゅうをお茶漬けにしてご飯とともに食べていたのは有名なお話ですが…

都合のいい脳みそ

南町田のmontbellで、カヤックの体験をしてきた。 お店の傍に小さな池が設置してあり、店員さんが指導してくれる。見ていた時には簡単だろうと思っていたが、4歳の長男と一緒にボートに乗り込んでみると、見ていた時には簡単だろうと思っていたが、やってみ…

さようならば

春という季節がどうも苦手だ。別れを告げることが、うまくできない。卒業や転職などの節目でしっかりと今までのお礼とお別れの言葉を言うべきではあると頭で分かってはいるが、心の整理が追いつかず、有耶無耶にしてしまう。 こちらから別れの言葉を言わなけ…

丸くなる産後

最近の研究によると、姿勢がその人の性格を決めるらしい。 産後は授乳や抱っこで前のめりになる事が多い。これでは猫背になってしまう。この背中を丸めるという行為、うつ病の人と共通している。だから、背中が丸い状態を続けていると、本当に鬱病になってし…

すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる

雨が降りしきる午前中とは打って変わり、晴れ間が見える午後。 その日は昼過ぎから、次女の面倒を見にシッターさんが来てくれていた。これはいつも行列ができている整形外科が空いていて、比較的並ばずに済むチャンスかもしれない。 前の記事で散々文句を言…

推しの男、産後の屁

今日も整形外科で腰痛のリハビリ。とにかく混んでいる。 担当の理学療法士さんが5人待ちというので、別の方にやってもらうことになった。呼ばれて行くと、そこにいたのは、物腰の柔らかい、かつ少しチャラそうな若い男性。 何を隠そう、どストライクである。…

他人とのズレ

日本語で薬を飲むと言うが、中国語では薬を食べる、フランス語では薬を取る(英語で言うtakeみたいなもの)と表す。その国によって、薬に対する概念が違って面白い。 ポルトガル語で「ありがとう」は「オブリガード」。日本語と少し似ているので、ありがとうと…

親という仮想敵

次女の1ヶ月検診が終わった。新生児との軟禁生活は、3人目ということもあり、慌ただしく過ぎ去った。 外出できるようになったので、保育園の送り迎えをやらなくてはならない。連日、次女を抱っこして、長男と長女のお迎えに行っている。 15時のおやつの後、4…

腰痛

春の陽気がただよい、東京では緊急事態宣言は解除の目処が見えてきた今日この頃。 皆様、いかがお過ごしでしょうか。私は、腰痛が再発しております。2年前、長女の出産後にぎっくり腰。半年前、次女の妊娠中にヘルニア。 今回は歩くたびに激痛が走るレベルの…