爆笑したい時に読む本
本を読んで爆笑したい方へ、町田康さんの「しらふで生きる 大酒飲みの決断」がお勧めです。
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30年間1日も欠かさず飲み続けていきた著書が禁酒を決断してから現在に至るまで、と一言で言ってしまうとよくある本なのですが、とにかく著者の発想がぶっ飛んでいて、読みながらゲラゲラ笑ってしまいます。
「3万円のホテルと3000円のホテルがある。3000円のホテルは3000円なりの良さがあるように思えばいいのかもしれない。だが、そんなことは断じてない。3000円のホテルには、苦しみしかない。」と言い切ったり、「世の中と離れて都会近くの山奥に隠居して、世間に嫌味を言いながら暮らす。楽しいか?そんな人生。」と方丈記を引用しておきながら遠回しに鴨長明にディスったりと、癖になる調子で始終続きます。
笑い一本調子というわけではなく、たまに胸に突き刺さるような真理と言う名の一本槍を刺してきます。「自分はアホだと思って暮らす」とか「人生とは普通、楽しくないものだと思って暮らす。人生は楽しいものだと思うから、苦しいのだ」とか独特の文体ですが、胸に残ります。
読んだ後は少し、生きるのが楽しくなりますよ。最近爆笑してないなあという方、ぜひぜひ。
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今週のお題「一気読みした漫画」